Giant cell

巨細胞は異物巨細胞、Langhans巨細胞、Touton巨細胞に分類される。

1. 異物巨細胞

  • より大きな異物を貪食するためにマクロファージが癒合したもの。
  • 核の配置はランダムで、辺縁に配列する傾向に乏しいもの。
  • 異物反応(foreign body reaction)が生じていることを示す。

2. Langhans巨細胞
 ※矢印は異物巨細胞

  • 核が辺縁に配置する傾向にあるもの。
  • マクロファージが異物を消化できず細胞内に溜め込み、核が辺縁へと押しやられている?
  • 結核等Mycobacteria(抗酸菌)感染症、サルコイドーシスで認める。

3. Touton巨細胞

  • 脂肪を貪食したマクロファージ。
  • 中央の均一な細胞質を囲んで核がリング状に並び、さらにその周囲を泡沫状の細胞質が囲む。
  • Xanthoma,Xanthogranuloma等に特徴的。